好きを語ろう読書会9ギジロク(マグロ卓)


2021年12月1日(水)、好きを語ろう読書会(京都伏見桃山)が招集され、10名で好きな本を紹介しあいました。

純喫茶のようなコーヒーチェーン店で19:00~20:00の1時間、計10冊の本が紹介されました。

今回はマグロ卓で紹介された本です。
(サム卓で紹介された本は>>好きを語ろう読書会9ギジロク(サム卓)

儚い羊たちの祝宴(米澤穂信)

紹介者:マグロ(要約者)

夢想家のお嬢様が集う読書サークル「バベルの会」を主軸とした5つのダークな短編集。

本文の、上品さの中に見え隠れするような狂気性がとても良く、そして本作の最大の魅力であるラスト(一行)の衝撃が刺激的すぎて、痺れるような内容だった。

要約者は併読することもあり、最近はスキマ時間に短編集を読むことが増えたため、その延長線上で本作を読んでみました。
いやぁ、こんなに上質でゾクゾクさせられるような短編集は他にあるのかと思いましたね。

また、要約者はお嬢様でもなければ女性でもありませんが、夢想家と呼ばれる人たちの輪に入れるぐらいには空想することもあると思っているので、「バベルの会」に入会してみたいと思いました。
(「要約者の場合は空想じゃなくてただの妄想だろ」とツッコまれそうですが笑)

夢を叶えるゾウ1(水野敬也)

紹介者:ハル

本作はガネーシャと26、7歳の男によって展開される自己啓発書をベースにした物語となっており、様々な偉人を手掛けてきたというガネーシャは、男にいくつかの他愛もない課題を出していく。
男はその課題に、初めは「どうしてこんなことをしないといけないのか」と疑問を持つものの、ガネーシャの友だちのような親しみやすいキャラもあいまって、次第にどんどん心を開いていくといった内容。

紹介者であるハルさんは普段ビジネス書などの、実用的な本しか読まないそうだが、
「疲れなくていい」
「さくさく読めてちょっと笑える部分もある」
「心が軽くなる本」
といった謳い文句でおすすめとして宣伝されていたため、読んでみたとのこと。
大ベストセラーとなった理由がすごく分かる本らしく、他のビジネス書よりも心にすっと入ってくるような内容だとおっしゃっていました。

ちなみに、ハルさんはガネーシャの声を笑福亭鶴瓶さんで脳内再生されたようです。
(タレントさんなどをイメージすることは、もはや読書あるあるですね笑)

また、若い方にはぜひ読んでもらいたい一冊だそうです。

「自分が成功するためには、他人の成功を助けろ」
by ガネーシャ

繕い裁つ人(池辺葵)

紹介者:ひゆ

マンガ。
主人公は市江さんという女性の方で、祖母が営んでいた洋裁店を継ぎ、様々な依頼者の服を仕立て直していくといった物語。

服作りから物語は始まるのだが、ある日、市江さんは藤井さんという男性から「自分のブランドを立ち上げないか」と話を持ちかけられる。しかし、市江さん自身はがんこな部分もあり、不特定多数の人に服を作ることを拒む。
それにはあるこだわりがあり、相手のことを知ったうえで、その人に本当に合うような服を見繕いたいといった考えがあるのだそう。

本書の見所として、紹介者であるひゆさんは、

・市江さんが持つ強いこだわりが次第に緩くなっていき、広く認めていけるようになっていく人間模様
・人と人とのつながりが描かれている。
・老若男女、様々な依頼人の登場

を挙げていました。

イラストは比較的シンプルで、コマ数が多いため漫画が苦手な人は少し読みにくいかもしれないようです。
ただ、言葉の一つ一つが繊細で小説のような漫画であり、深堀りできるような作品みたいです。

フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか」(堀内都喜子)

紹介者:サウナー

紹介者であるサウナーさんは月に2回ほど、新書コーナーを物色し、本を購入されるようで、本書は先月購入されたとのこと。

幸福度ランキングではどうやらフィンランドが一位となっているようで、日常生活、ワーク・ライフ・バランスが、どのような考え方や行動原理をもって実現されているのかについて焦点を当てたような内容となっている。

日本では学歴、出産(女性の場合)などにより、職場復帰が難しい場合があるが、フィンランドではそういった雇用の制限がなく、転職もしやすく、女性も働きやすいようで、そういった福祉の充実についても紹介されているようです。

また、フィンランドはサウナ発祥の地ということもあり、サウナ文化についても触れられているとのこと。

ちなみにサウナーさんはコロナ禍に入り、人と接する機会が少なくなったことによって、サウナにはまったそうです。
(ニックネームもそこからとっているみたいです。)

柔軟性を持った考え方について、勉強になるような良書だそうです。

京都・観光文化検定試験 公式テキストブック(京都商工会議所)

紹介者:グロ

紹介者であるグロさんは京都検定2級をこれから受検されるとのこと。

受検の動機としては、

・試験慣れのため
・趣味であるランニングの延長で京都を知ろうということになった
を挙げていました。

上記の試験慣れについてはグロさん自身のエピソードがあり、
昨年に電気工事士2級を受検し、久しぶりの試験ということもあり
ペーパーテストで緊張し苦戦したことからきているようです。
(教訓として、試験に慣れた方がいいと思われたようです。)

また、妙顕寺や妙蓮寺などの、複雑な寺の名前や陶器や茶道、庭などの、これまで興味がなかった分野の知識について習得していくことが難しいみたいです。

そんな中、かれこれ1ヶ月ほど勉強されたようで、その成果が現れたのかバイクで京都を走っている時に「あそこは○○だな」と気づきが増えてきたみたいです。
(「東寺は○○メートル!」といったこともすぐに思い浮かぶようになってきたとか)

日常生活では役に立たないようだが、知る喜びを味わっているとのことで、これはまさに読書体験そのものだなぁと要約者は感じました。
また、小説を書くときのネタに使えそうだとおっしゃていたので、グロさん、もといグロ先生の新作に期待ですね!

以上、要約者(マグロ)による要約でした。

音声データ


では、以下に事務局グロの雑記を記します。

今回は、マグロ氏に卓の進行役と要約をお願いしました。
参加人数が増えて3卓設ける可能性を模索したため、また個人でドタバタやらずに、人にお任せした方が良いと考えたからです。
この際、参加率が高いマグロ氏にお願いするのが最適だと考えました。

結果、進行に関しては私などより丁寧で上手だと思いました。特に「最後に質問はありませんか?」と問いかけて締める手法が素晴らしかった。
要約も個性が出てて、これはこれで良いと思います。

私はそれなりの歳ですし、仕切りに関しても作文に関しても「そう簡単には代替不可能だろう」と思っているし、他の色々な面で「自分こそが適役だ!」と思うことが多い。
しかしながら、それは幻想ですね。
もっと手放していくべきだと、学びました。

本の内容においても、会の運営においても、沢山の学びがあります。
いつもありがとうございます。

次回

12/22にやります。
好きを語ろう読書会10話(こくちーずに飛びます)

リンク

儚い羊たちの祝宴(米澤穂信)https://amzn.to/3EDywIR

夢を叶えるゾウ1(水野敬也)https://amzn.to/333xzvv

繕い裁つ人(池辺葵)https://amzn.to/3xR1O3U

フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか(堀内都喜子)https://amzn.to/31kay72

京都・観光文化検定試験 公式テキストブック(京都商工会議所)https://amzn.to/3Gd82Or




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